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DATE: 2007/01/03(水)   CATEGORY: 未分類
新年早々・・・
ROMのみなさま、新年のご挨拶を申し上げます。
お年賀状いただきながら、今回は失礼してしまいました。
一日から校正ゲラにかかりきりで、連日座ってばかりです。猫は私がいつになく家にいるのでとっても嬉しい様子。
年末、LOFTにて低反発円座を新調しましたので、かなり座り心地がいいですね。
なんだか、今年一年を象徴するような新年です。

新年には似合わぬ病気談義を一つ。
昨年夏ころから、なぜか頬がほてる、急に汗が出る、動悸が激しい、といった症状が出てきたので、これはもしかして音に聞く更年期障害か、と思い、ネットで公開されている「更年期度チェック」をしてみると80点にもなり、「すぐに専門病院を受診してください」という結果でした。
まあ、46歳になったんだから、ありうることでしょう。しかし、解せないのが「更年期障害は鬱になる」らしいのですが、私はまったく反対の躁状態が続いていて、ほかから見てもおかしいくらい「ハイ」だったようです。
やや好奇心もあって、近所の女性医師の更年期外来を受診しました。

受付をすませると問診票を書くのですが、中に「異性に興味はありますか?」という質問があったので、「好みのタイプに限って、興味はある」と書いたところ、それを見た先生がほほえんで、「これは正常ですよ」。
そこでも「更年期度」は高かったので、血中ホルモン検査をすることになりました。当面のしのぎとして、漢方薬を処方してもらい、翌週結果を聞くことになりました。
漢方薬は、「補中益気湯」(体力不足を補う)、「葛根湯」(肩こり)、そして「当帰芍薬湯」(虚証の人用の、更年期障害的な症状を緩和する)の三種類で、もちろん保険がききます。

更年期障害になった、というのは何か複雑な気分ですが、そこでこんなばからしい仮説が浮かびました。更年期って、ある日突然気が付くんですね。男性にも更年期があることが最近定説になりましたが、男性の場合、ある日突然更年期に気が付くというのは、「ED」を自覚したときではないでしょうか。これって、かなりショックだと思います。
そこで、思い出したのは『伊勢物語』の最終段の「昔男」の歌です。

つひにゆく道とはかねて聞きしかど昨日今日とは思はざりしを

これは、「わづらひて、心地死ぬべきおぼえければ」とあるので、病気になって死にそうになった時の歌であることは確かなのですが、何か変な感じがしませんか?
病気が急に進んだのであればわかりますが、「昨日今日とは思はざりしを」という感慨は不自然に思えます。また、もし死を覚悟したのなら、死は浄土へ行けることでもあるので、そんなに怖がらなくても、とも思います。
で、私の解釈は、「これは男がEDになったときのショックを詠んだ歌」というものです。「昨晩は大丈夫だったのに、今日はだめになった。いつか来る、とは聞いていたけれど、まさか自分がなるなんて」というような愕然とした気持ちが表れているように思えてなりません。
もちろん、これは邪推というものでしょう。あまり本気にしないでください。
ただし、更年期、というのは男性にとっても女性にとってもこのような「昨日今日とは思はざりしを」的感慨を呼び起こすもののようです。
果てして私は、更年期なんでしょうか?


さて、翌週、ちょっとわくわくしながら来院すると、先生は気の抜けたような顔で「ホルモンは20代後半くらい出てますわ。更年期じゃないですね。しいて言えば慢性疲労と自律神経失調症でしょう」との診断でした。20代後半のホルモンとはわれながらがんばっているようですが、じゃあ、このしわはなぜ? などと考えていると、「ちょっと休んだ方がいいですよ。よければ診断書書きますから、大学休みますか?」というありがたい仰せ。しかし、この時期、大学を休んでも自分の原稿が山積みなので、しょせん同じだと思い、「万が一のとき、診断書をお願いします」と念押ししておきました。

あまりに疲労が激しいのは、なんといっても、今年ほど徹夜をたくさんした年がなかったからでしょう。徹夜だけはすまい、と思っていた私でしたが、物理的に時間がまったくない状態でした。授業と会議を終えて帰宅後、食事と入浴をすませて(食事の際、飲んだビールをお風呂で抜くのです)、机に向かい、だいたい連日三時までは仕事をしていましたから。
それがうっかりすると徹夜になり、「あ、まずい、朝が来る」などとドラキュラのように恐怖するのですが、ドラキュラは朝になれば棺桶でねられるけれど、私は仕事に行かねばなりません。

徹夜は、当日、翌日くらいは大丈夫なのですが、三日目くらいからひびいてきます。中年になった証拠ですね。
夜は筆がすべるので、あえて書かない、という人もいますし、それはかなり当たっているのですが、そんなこと言ってられない状況が昨年でした。
なんでこんなに忙しくなったのでしょうか。
いろいろ原因はありますが、論文なんて三本くらいしか書いていないのでおそらくそのほかの雑文、講演会、そして書き下ろしが二本あったからでしょう。

ところが、私の悪い癖で、人間の限界を体験してみようなどと思ってしまい、とことん身体に悪いことを続けた結果、このお正月はがたがたになってしまいました。なんとか仕事しているものの、身体がとてもだるく、食欲があまりありません。限界を知る、というのは大切なことなのだと改めて思いました。

年末、プラセンタ注射を打って集中講義に行ったら元気だった、と書きました。これは合う、合わないが人によってあると思いますが、私には劇的に効きました。ヒト胎盤抽出液なんですが、2アンプルを筋肉注射します。自費診療で3000円くらいでした。でも、あくまでも体質によるので、もし打ちたいという方はよく先生の説明を聞いてからにされたほうがいいです。
ほかにもいろいろやりましたよ。
愛飲ドリンク剤は「チョコラBBスペシャル」なんですが、ローヤルゼリーも飲んでみましたし、2日に一回はコラーゲンドリンクを飲んでいます(協和の「フラコラ500」というやつで、通販で入手。最初は半信半疑でしたが、確かに徹夜しても肌がさほどぼろぼろにならなくなりました)。
気が付いたときには、気休めに野菜100パーセントのジュースを飲んでいます。
また、点滴は最後の手段ですが、効きます。昨年、入試の採点の前日に風邪をひいてしまい、立ち上がれなかったのですが、「なんとかしてください」と泣きついたところ、点滴で治りました。
それから、どうしても寝てはいけないときにはカフェインの錠剤を飲んでいました。「眠眠打破」というドリンクもありますが、これはコーヒー2杯分のカフェインしかないので、あまり効きません。愛用は「トメルミン」で、水なしで飲めるのが会議中などよいですね。大学院時代、演習が大変でよく飲んでいましたが、まさか今頃また飲むなんて・・・。身体によくないでしょうが、いざというときのために知っておいてよい薬です。
どうも私は薬が好きみたいですねえ。家の仕事が関係しているからでしょうか。

うちの家は小さな診療所だったんですが(今は父が病気で休院中)、小さいとき虚弱児だったのでよく点滴をしてもらいました。そのたびに劇的に効いていました。自宅には点滴のボトル(当時はまだガラスびん)を吊るところがなかったので、鴨居にひもをひっかけて吊っていました。
薬が日常的に身の回りにあったので、飲むのに抵抗がありません。昔、母がドーナツを作ってくれたことがありますが、薬局へ行って「重曹」を薬包紙にとってきて、それをふくらし粉の代わりにしていました。父の身体はいつも薬くさーいので、タクシーに乗ると「お医者さんですか」と必ず言われていました。私は今でも薬くさーいお酒などが好きです(ウンターベルグ、という胃薬そのものの薬草酒などです)。

・・・などと、結局自分の「徹夜自慢」になってしまったようですが、もし慢性疲労の方がいらしたら、何か参考になるかも知れません。しかし、慢性疲労は今でこそ立派な病気ですが、少し前なら「怠け者」としてしか扱ってもらえなかったものです。病気の概念は、時代によって変わるものですねえ。

ほかにも私はちょこちょこ持病があり、その対応策にはかなり精通しているつもりですが、あんまり病気のことを書くのも何なので、このへんでやめます。
つくづく、研究者は身体が資本だと思います。頭は鍛えればなんとかなりますが、身体はなりませんから、だましだまし、毎日泳いでゆかねばなりません。
まるで、眠るときも泳いでいる回遊魚のようなもんですね。「研究者マグロ説」ーー死んでから食べてもおいしいとは限らないのが、マグロと違うところですが。

なお、最近文庫化されたいしいしんじ『東京夜話』(原題は「とーきょーいしいあるき」)には、マグロとシャケとの純愛物語があって、なかなかよいです。

次回はもっとましな話を書きます。お正月なので、それこそ「筆がすべった」のでした。

今年が、みなさんにとってよい年になりますよう祈念いたします。
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2007/02/16(金) 02:24
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